コラム

メディア関係者との人脈について

テレビ局正社員時代、″取材して欲しい″という下心見え見えで近付いて来る人たちが大嫌いでした。
″売り込みチラシ″同様のプレスリリースを局に送って来るよりも質が悪いですね。

いくら親しい友人からのお願いであったとしても、公共の電波を使って人々にその情報を知らせる価値がないものだったら取り上げません。
もしそのネタが素晴らしくて、世の中に広める価値があって、1回番組で取り上げたとします。
でも、同じ番組で2回、3回と取り上げるでしょうか??

答えは簡単ですよね。

1回取り上げたら、最低でも1年は同じネタを取り上げないでしょう。

同じ番組で2回も3回も取り上げられているネタがあるとしたら、それは「スポンサー」の可能性もありますよね。
その番組に、何百万円・何千万円という莫大な広告宣伝費を払って下さっている企業様なのです。

もちろん、社会に知らせるべきネタが、違う番組や違う放送局、違う媒体で取材の連鎖が起こることはあります。
ただ、同じ番組・同じ媒体に2度3度はあり得ないということです。

つまり、例えばA番組に1回取材されて、その時知り合ったA番組のディレクターや記者を″知っている”というだけで、”自分は〇〇テレビに人脈がある”と豪語するのは大きな勘違いかも知れませんし、
他の商品やサービスがあるからまたそのディレクターや記者に連絡したところで、再び取材してもらえる可能性は限りなく低いかも知れません。

仮にその人と親しくなったとしても、”今こんな人・会社を探しているんだけど知り合いいませんか?”的な問い合わせがある程度で、”あなた・あなたの会社”をまた取り上げたいという話にはなかなかなりません。

ですから、メディア関係者との人脈がある・・・コネがある・・・系の自慢話をしている人は信用できません。

広報系のセミナーなどで、ディレクターや記者と名刺交換した程度で”友達・知り合い”扱いしているだけの方もいらっしゃいます。
私も異業種交流会などで挨拶しただけなのにそういう扱いをされてビックリしたことが多々あります・・・。

特にキー局や全国誌のディレクターや記者は、専門が細分化されています。

もし知り合う機会があれば、ディレクターや記者の関心事や主な取材範囲などを聞いてみると良いと思います。
その方の担当や関心のある分野が自社とは異なっている場合、残念ながら取材されることは少ないです。(関係性によっては紹介してくれることもありますが)

よっぽどディレクターや記者が飛びつく特ダネだったら、別の担当者を紹介してもらえると思いますが、そんな切り口を持っているんだったら、人脈がなくても最初から取材してもらえますから。

よって、メディア関係者との人脈は必ずしも必要とは言い切れません。

あって活かせられれば良いですが、逆にウザがられたりブラックリストに入れられないように気を付けて欲しいものです。

私が声を大にして言いたいのは、「コネ・人脈がなくても、良いものはタダで取材してもらえるのです!!」

その”良いもの”、取材する価値のあるものを見出したり、作り出すのは、テレビ局に15年半在籍していた私の得意分野です。

今まで取材されたことがないという方は、お気軽にご相談ください。

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